富士川の舟運から生まれた路線「身延線」富士川の舟運から生まれた路線静岡県の富士駅と山梨県の甲府駅とを結ぶJR東海の身延(みのぶ)線は、富士川の流れとともに歩んできた路線です。全長88.4km、多くの区間で富士川と並走し、富士山と食のまちである富士宮市や身延山久遠寺への玄関である身延町、武田信玄の隠し湯ともいわれた下部(しもべ)温泉など、沿線には多彩な見どころが揃っています。身延線の前身は、富士身延鉄道という私鉄です。明治時代まで、富士川は甲州と東海道とを結ぶ舟運の大動脈で、1日に100隻ほどの船が行き来していました。しかし、富士川は日本三大急流に数えられるほど流れが急な暴れ川。水運には事故が多く、甲府へ遡上するにも大変な時間と労力を必要としていたため、明治時代から鉄道の...19Nov2024地域情報富士宮
富士山本宮浅間大社富士山の裾野に広がる富士宮市。そのシンボルともいえるのが、富士山本宮浅間大社です。全国に1300ほどある浅間神社の総本宮で、主祭神は、「浅間の大神(あさまのおおかみ)」とも呼ばれる「木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)」。火難消除・安産・航海安全などのご利益があります。この地に創建されたのは806年。927年にまとめられた「延喜式神名帳」にも名を連ね、駿河国一之宮として地域で最も格式の高い神社として位置付けらました。鎌倉時代以降は、有力武将も土地や社殿の寄進をするなど、この地を治める権力者の篤い崇敬を受けてきました。富士山を神体山として祀る神社であり、境内は以下の2宮からなります。・本宮 - 富士山南麓(富士宮市街地)...19Nov2024地域情報富士宮静岡県